交通事故でケガをした場合に誰かに頼るという選択

突然の交通事故の被害

被害者にとっては青天の霹靂。突然、気がついたら病院に運ばれている。ケガをしていて、治療が始まっている。退院しても日常生活が従前のようにいかず、思いのままに身体が動かず、もどかしく辛い毎日を余儀なくされる。とにかく、前の生活に戻してほしい、そう思うことも多い。

耳が聞こえにくい。味がしなくなった(味覚)。めまいがする。むちうちで首がいたい。腰がいたい。立ち仕事が長時間できなくなった。親指が曲げにくい(第一関節の可動域)。全体的に体調が悪い。整形外科だけでは痛みがいまいちひかず、整骨院などに通わないと痛みがひどい。時間的にも身体的にも、かなり奪われる。

家族の支えに対する感謝

ケガをしてから家族に対する感謝が以前にも増す。入院中はもちろん、当たり前にできていたことができない中で、家族が支えてくれることに感謝する。タオルや着替えの交換、取れないものをとってくれる。身体的な不自由を補ってくれたり、身の回りのもの、諸々の経済的なサポート、その他。

仕事を休むことでの焦り

入院中はもちろん会社にはいけない。退院後にも、通院のために時々会社を遅刻しないといけない。治療をしないわけにはいかないし、痛みもすぐになくならない。緩解してきていても、後遺症が残りそうな気がしてしかたない。

仕事を休むことで同僚にかける負担。仕事で結果を残すことに対する支障にもなる。技術や経験の蓄積にも、不利なのは自明だ。管理職の立場でも支障がでる。

休業損害は出るが、そんなものでは補いきれない不利益がある。事故にさえあわなければ、もっと活躍できたはずの経済的損失は、計り知れない。

歌えば、明日には明日の風がふく

どこかの歌詞でそんなフレーズがあった。でも、実際は現実は、そんなにかんたんな話ではない。気の持ちようとしては大事な気はする。でもやはり現実はもっとリアルで厳しい世の中だ。

思うままにいかないことで心が潰れるとうまくいかないから、歌う気持ちは大事かもしれない。

でもやはり交通事故で被る損失は、とても大きい。

専門家に相談することで、明日が開けるか

芸能人が交通事故のひき逃げで逮捕され、芸能生活を自粛する事件などが社会を騒がせている。映画が公開直前だった一人の若者の芸能人がつい先日も、逮捕されて自粛している。このような例は特殊としても、加害者にとっても社会的打撃が大きい場合もおそらく多いだろう。

交通事故は被害者にとってはもちろん加害者にとっても大変な試練である。個人で、一般の社会生活を送ってきた人間には、耐え難い困難にも直面することが多い。

交通事故弁護士や交通事故に詳しい行政書士などに、相談して保険会社との交渉など、交通事故の賠償問題を任せるのが良いと言われている。自分で交渉するよりもストレスも減りそもそも賠償額が大きく上がるというか適正な金額になるといわれる。不利な現象ばかりになる事故後には専門家への協力を仰ぐことは有効と思える。

交通事故のない社会が訪れるか

AI搭載の自動運転車の普及などで、自動車事故が減ると予測されている。早くそのような現実になることをこころから祈る。被害者はもちろんだが、加害者もおそらく何らかの不利益を被っているはずであるし。交通事故が激減して、悲しむ人がいなくなることを、切に願う。

ただ、先日の日経新聞によれば、JALが2025年に空飛ぶ車の旅客事業を開始すると書いてあった気がする・・・それは、地上での交通事故が減っても、空での交通事故が増えるきっかけとならないか。おそらく安全性には十分配慮された設計で、安全なのだとは思うけれど、今の車も安全には配慮されて安全だと言われているものであるので、交通事故が起こるかどうかは、もうひとつ次元が上の問題なのだろう。

空飛ぶ自動車や、最近、ヴァージングループを起業した人や、ジェフ・ベゾスなど、宇宙にいく民間人も増えている。地上の交通事故が減っても、空や宇宙での交通事故が増えないように、心から祈る。