交通事故の過失割合について

交通事故で加害者から過失割合が被害者にもあると言われると、物凄く腹が立ちませんか?
怪我をした自分に過失なんかあるはずないだろう!そう言いたくなります。
過失割合
それは当然です。しかし、被害者が例えば車に乗っているときの事故で、
被害者の車が完全に停止しているところに真後ろから加害者の車が追突してきたり、
直線道路を被害者がまっすぐ走っているときに真後ろから加害者の車が追突してきたり、

そういう追突のケースで事故態様に争いがない場合は、
まず加害者側の保険会社も過失割合についていってこないのですが、

被害者の車が車線変更をしている際に後ろから衝突してきた場合や、
駐車場内での衝突事故だったり、交差点で左折しようとした被害者の車に加害者の車が衝突してきた場合などは、

加害者側の保険会社が被害者にも過失がある、といってくるケースが多いです。

例えば、被害者が車線変更する際に後方を確認しなかった場合は、
確かに被害者にも過失というか、一定の不注意があるかもしれませんが、
加害者側は被害者が感じている自分の過失以上の過失を言ってくることがあります。

そして何より問題となるのが、
高次脳機能障害の後遺障害が残るような事故で頭部を強打して事故態様についての記憶がない被害者のケースや、
被害者が自身の口から事故態様について真実を語ることのできない死亡事故のケースです。

高次脳機能障害などの頭部を打って記憶がないケースでは、
加害者が被害者の過失を大きく言う(加害者の記憶・認識では本当にそうなのかもしれませんが)ケースが多くあります。
過失割合について、被害者:加害者=60:40など、被害者の方が加害者というような過失割合を言ってくることもあります。

このようなときは、加害者の言うことだけに基づいて損害賠償の示談交渉を進めるのではなく、
事故態様についてまず調査した方が良いケースも多いはずです。

過失割合が大きくなると、仮に損害賠償金が高額認められても、
その過失割合に応じて受け取る賠償金が大きく減ってしまします。

将来の介護費や、被害者の治療代、身の回りの世話にかかる費用などが高額になるケースも多いので、
慎重に事実を追求するほうが良いでしょう。